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2K対応
画像歪補正(ワーピング)/エッジブレンディングLSI (メモリ内蔵)IP00C787を開発
アイチップス・テクノロジー株式会社(本社 兵庫県尼崎市、代表取締役社長 柳井 明弘)は、『2K解像度入出力まで対応可能な画像歪補正(ワーピング)/エッジブレンディングLSI(メモリ内蔵) IP00C787』を開発、2015年11月16日よりサンプル出荷を開始致します。
『IP00C787』は、入出力最大解像度2048x1200に対して、①画像歪補正(ワーピング) ②エッジブレンディング処理を行うLSIです。一般的にそれら2つの技術は、ハイエンド,高品位製品に多く使われ、その目的に相応しく、画像歪補正(ワーピング)とエッジブレンディング処理に関する様々な画質調整や画像調整機能を備えました。
従来モデルからの改善点の一つは、画像の回転角度を45度まで可能としました。従って、従来機能の90度回転等と組合わせる事により、任意角での画像回転が可能になりました。従来のプロジェクターだけでなく、ビデオウォールやサイネージの様なアプリケーションでは、何の制約も無く、画像を思いのままに回転させるシステムが実現可能です。
さらには、フレームメモリを内蔵する事により、従来品と比べ基板設計では大幅な省スペースを実現、4層基板での設計が可能となり、省コストをも可能にすることで、各種画像入力小型カメラ部への採用も容易になります。
画像入力は、1系統の入力ですが、LV-CMOS,High speed LVDS(160MHz),LVDSと多くのオプションがあり、それは画像出力においても同様です(High speed LVDS 出力は166MHz)。
画像歪補正モードとしては、RGB共通歪補正モードを有しています。エッジブレンディングでは、ドット毎の補正やRGB独立のガンマ補正機能も加え、さらなる高品位なシステム実現の為の機能を加えました。
2K等の高解像イメージへの十分な機能対応を図る一方で、WXGA(1280x800)までは、従来よりも2倍の高精細(8x8)グリッドによる画像歪補正を行い、より幅広い入力や製品への配慮も行いました。
新たな用途,新システム展開に活用できる製品です。
特徴
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画像入力(1系統)
- RGB 30bit / YUV4:4:4 30bit / YUV4:2:2 20bit
- 166MHz LV-CMOS
- 160MHz High speed LVDS / 83MHz x2 LVDS
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画像出力(1系統)
- RGB 30bit / YUV4:4:4 30bit / YUV4:2:2 20bit / YUV4:2:2 10bit (BT656)
- 166MHz LV-CMOS
- 166MHz high speed LVDS / 83MHz x2 LVDS
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入出力画素サイズ
- 水平同期信号間隔:16384画素
- 画像最大有効領域: 2048画素 x 1200画素
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外部/内部同期
- 出力同期信号は、内部/外部同期に対応
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補間フィルタ
- 水平/垂直6シンボル可分(FIR)フィルタ
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画像歪補正モード
- RGB共通画像歪補正モード
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画像歪補正方式
- 補正座標テーブル参照方式(8x8のファイングリッドの最大解像度1280x800)
- 補正座標テーブルジェネレータ内蔵(台形補正のみ対応)
- 外部シリアルフラッシュまたは外部CPUからロード
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画像歪補正量
- 水平線/垂直線が45度傾く量まで補正可能,回転角45度まで(任意回転可能)
- 局所的な垂直方向縮小率は0.3倍程度まで
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エッジブレンディング機能
- 領域補正に加えてドット毎補正機能も有り
- RGB独立ガンマ補正
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画質調整機能
- 16ビットガンマ補正機能(7セット分設定可能)
- 誤差拡散機能
- 輝度,コントラスト補正機能
- カラーマネージメント機能
- ユニフォーミティ補正(ドット毎補正機能も有り)
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画像調整機能
- 上下左右反転
- 90°回転
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CPU I/F
- 8ビットパラレル/4線シリアル
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外付け画像メモリ
- 不要(DDR2-SDRAM 1Gbitを内蔵)
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シリアルフラッシュI/F
- 最大容量2Gbit x1個
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電源電圧
- 3.3V/1.8V/1.2V 3電源
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パッケージ
- 496ピンプラスチックBGA, ボールピッチ1.0mm, 27mmx27mm
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お問合せ
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