組込みシステム開発技術展(ESEC)レポート

2017年5月10日(水)~12日(金)の3日間,東京ビッグサイトにて開催のESEC展にて、弊社新製品の紹介及びデモを行いました。

 

  • 2KPiP及びワーピングデモ(使用製品:IP00C821)

昨年10月に製品リリースを行った新製品IP00C821のデモを行いました。
当製品は、スケーラー機能(解像度変換+IP変換)とワーピング(画像歪補正)/エッジブレンディング機能、さらには、CPUやEthernet/USB/SD card等の各種周辺機能を1チップに集積化した多機能チップですが、今回のデモでは、当デバイスに内蔵のCPUの制御(Linux使用)にて、2画面のFHD入力画像のPiP及びワーピングデモを行いました。
従来製品(当社比)よりも小型/低価格化になった事も紹介させて頂き、当製品のみで高品位プロジェクターやモニター製品の主要機能のほとんどが実現できるデモを行い、多くの来場者の皆様から好評価を頂きました。

 

  • 4Kワーピングデモ(使用製品:IP00C790)

4K60Hz画像のワーピング(画像歪補正)のデモをIP00C790にて行いました。
ASIC製品にて4K60Hz画像ワーピング&エッジブレンドを行う事ができるのは、当製品だけだと思います(当社調べ)。
当製品では、台形補正(4点補正)に対する形状補正エンジンを内蔵しました。
当機能を使ってのリアルタイム補正のデモも実演し、高い評価のフィードバックを頂きました。
当デバイスを使う事により、高品位4Kプロジェクターをより簡単に開発頂ける事になりました。

 

  • 画像任意回転デモ(使用製品:IP00C788)

弊社の現行画像歪補正(ワーピング)チップでは、2K画像の任意角度回転機能がありますが、昨年11月リリース新製品のIP00C788は、特に当性能を最適化した製品です。
従来製品以上の滑らかな画像回転を実現しました。
最も、画像回転と言っても、デモではディスプレイを360度連続で回転させ、肉眼で見える画像は固定して見える様に行いました。
そのユニークなデモにより、多くの皆様が立ち止まって、ご覧下さりました。

 

  • 4魚眼カメラ入力画像による360度ストリートビューデモ(使用製品:IP00C787)

4つの魚眼カメラを使って、それぞれのカメラからのレンズ歪画像を補正し、4つの画像が一つの画像になる様につなぎ合わせ、カメラは固定されていますが、あたかもカメラが回転している様な360度ストリートビュー画像が見えるデモを行いました。
当デモは当社新製品ではIP00C787に代表されるワーピング技術を使ったものです。
当技術を使う事により、魚眼カメラ等のレンズ画像歪を補正し、様々なカメラ用途への展開を訴求させて頂きました。
今後も当デモをさらに改善していく予定です。ご期待下さい。